日本の生き残る道

タイトルほど大げさじゃないけど、今回はちょっとマジメなお話。

北京オリンピックが終わってから、勝手な想像だけど、これから先50年くらいで、中国を中心に大東亜経済圏が、完成する可能性が高いんだろうなぁとぼんやり思っていて、仮にそうなった場合、日本が生き残れる道って何だろう?ってずっと考えてたら、結論としては、消去法で考えると、おそらく医療しか残っていないのかな?と思ってたら、やっぱり同じようなことを考えてる人もいるらしく、テレビになった。(笑)

『医龍』が3年ぶりに復活! “医療の国際化”テーマに

「最新の薬剤、医療器具など、日本の医療産業が海外市場への進出し、中国などの富裕層を患者として来日させ、その医療費を外貨獲得の手段とする“メディカル・ツーリズム”など、医療の国際化を描いていく。また、外科医不足が叫ばれる日本の医療界の実情に迫るほか、病院経営の合理化などの問題もテーマに掲げ・・・」

物作りは得意だけど、お金儲けの下手な日本人が、このまま行くと当然借金が増えるだけ。今ですら、ITや車は模倣の嵐で、これから先は叩き売りの時代。自動車業界なんかは既にこれ以上削れないくらいのコスト削減で今の価格を打ち出しているので、今の品質と価格を維持するのはまず無理。ITも同様で、日本発の技術って言うのが未だに定着していないし、知的所有権に収入の軸足を動かしていっている段階で、既に勝負は見えた感がある。

これに加えて、今では業界トップの人たちはこぞって海外に逃げてる。スポーツ選手しかり、大企業然り。今の日本には魅力が無い?それもあるけど、やっぱり生活が厳しい、活躍の場が無いのがメインの理由じゃないかと。もっと収入のあるところ、拡大しているマーケットが欲しい。と考えると、当然の理由のような気もする。

やっぱり生活にゆとりがないと、選択肢のある人は日本に住みたくなくなるよね。そのゆとりを作るためには、やはり将来を見つめた日本のコアコンピタンスを政府主導で造っていかなければならない時代なのかなぁと。

患者の為に確保された安全な町に、清潔で高度な医療施設。病院内では、緻密な治療計画と、インテンシブなケア。ね、Detail Orientedな、日本人向きでしょ?(笑)当然価格はべらぼうに高いが、世界中でも最先端だったら、患者としては選択肢ないよね?

でも、これだけじゃ、単にお金を落としてくれるだけで、日本全体の質が上がるわけじゃない。そこで考えたのが、患者としてやってきた外国人をそのまま永住させちゃうってこと。もともと、高額な医療費を払えるという段階で、既にその祖国では勝ち組な訳です。当然その家族もそこそこの教育や躾を受けているはずなので、日本に永住するためにはという明確なルールを設けてあげれば、受け入れられる能力を持っている人が多いはず。優良な人口が増えると、バカな出費が減るし、当然マーケットが大きくなる。その他の産業もつられて大きくなるというわけ。

当然乗り越えなければならないハードルは一杯ある。

  • 大学医学部枠の拡充
  • 医療従事者の優遇
  • 医療システムの見直しと整備
  • 医療規制の緩和
  • 医療機器の開発援助と規制の緩和
  • 教育レベルの向上と教育システムの見直し
  • 移民システムの見直し

当然、お金も一杯かかるけど、失業率も減るだろうし、確実にデフレは止まる。一度システムが確立できれば、100年は安泰なんじゃないかと思うんだけどね。仮に50年後に中国が本気で日本に追いつこうとがんばっても、あの中国人の気質というか、根本的な考え方が変わらない限りは無理じゃないかなぁと思うんだけどね。

まぁ、全てが全て思い通りには行かないと思うけど、少なくとも高速道路を無料化するより、よっぽど有意義な税金の使い道だと思うんだけどなぁ。

そう考えると、アメリカのシステムって良くできてるよなぁ。

皆さんどう思います?